2007年12月19日
経理の仕事で大切な事~番外編~
昨日までのブログで、
財務・経理の仕事で大切に思う事を
それを教えて頂いたときの私の状況
と併せて書いてきました。
もちろん、スキルは大切です。
仕事をするわけですから・・・
今回の内容は
そのスキルを身につけた上でのお話です。スキルがあり、更にみんなから
愛される人柄・・・
それは、経理の仕事に限らず、どんな職種にも必要なことでしょう。
でも、経理の仕事では、企業を円滑に回すために、特に必要な要素なので
す。
もう1人、この時期に言われた事でとても印象に残っているのが、
関連会社の社長の言葉です。
「俺は営業あがりだから、営業は任せておけ。総務や経理の事は、みんな
お前に任せるから。ただ、報告だけはしっかりとしてくれ。決済も300万円
まではお前に任せる。俺には事後報告でいい。」
と言って頂きました。
管理責任者とはいえ、若干25歳の若造に、ここまで言うのは相当信頼して
くれているんだろうな、と感じました。
年上の部下が4人出来て、更にこんな言葉を掛けられたら、当然やる気も
出てきます。それからの私は、またがむしゃらに、仕事を覚えていくことに
なります。もちろん、財務部長の言葉をしっかりと噛みしめながら・・・
今回は、5回連続で、私が言われてとても印象に残っている「経理の仕事
で大切な事」をお伝えしました。
これから、「簿記のボ!」と供に、財務・経理の実務についてのお話や失敗
談(これはたくさんあります・・・)なども書いていきたいと思っています。
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2007年12月18日
経理の仕事で大切な事~その4~

入社2年目の1月から、
関連会社の管理部門の責任者に
なった私は、年末年始もなく、仕事
に追われていました。
そして、年が明けてすぐに昭和天皇
がご逝去されました。
そして小渕官房長官が、新しい年号
は「平成」に決まったとテレビで発表
していました。
年号が変わるかもしれない、という事は事前に報道などを通じて情報は入
っていましたが、私の場合、前の職場の引継ぎと片付け、また新しい職場
の準備が重なり、大変な忙しさでした。
まして新会社は、設立でしたから、設立の処理も残っていました。
そんなこんなで、あっという間に1月が終わろうとしていました。
ようやく少し落ち着いてきた所で、新年会と私の激励会をやろう、と
本社の財務部長が声を掛けてくれました。
そしてその週末、本社の総務や財務などのスタッフ30名が集まり新年会
兼激励会を開いてくれました。
宴会は異常な盛り上がりを見せ、特に先日書いた私の先輩などは、
泣きながら
「頑張れ!」と言ってくれました。
色んな人と話し、励ましの言葉をもらいながら、私もほろ酔い気分になって
いると、上座から財務部長から呼んでいます。
私が部長の前に座ると、私にお酒注ぎながら
「君なら出来るから頑張れ。」
と言ってから
「所で、経理の仕事で一番大切な事は何だと思う?」
と言われました。
私は、
「速さや正確さ先見性でしょうか?それからチームワークも必要です。」
などとありふれた答えをしていると、
「確かにそれは大切な事、でも君が選ばれたのはそれが理由じゃない。
経理の仕事は、決まりは決まり、払えない、など他の人からみたら煙たく
思われる事も言わなくてはいけない。これが出来ない人には任せられな
いのですよ。
経理の仕事をする上で一番大切なのは、
誰にでも愛される人柄ですよ。
仕事として、厳しい事を言わなくてはいけないからこそ、みんなに愛される
人になって下さい。私は君ならそれが出来ると思っています。」
と話されました。
その当時、私は、とにかく仕事が出来るようになること、に集中していまい
た。
この言葉を話してもらっていなければ、天狗になっていたかもしれません。
実際、忙しさから、新しい会社に行っててからは、他の人に対する対応が
悪くなっていたと思います。
暗く、愛想が悪い・・・
私の一番嫌いな経理の印象です。
明るく、信頼される・・・
そんな経理になりなさい、というのが財務部長の教えだったのだと思いま
す。
この財務部長からは、たくさんの事を学びましたが、
「経理の仕事をする上で一番大切なのは、
誰にでも愛される人柄ですよ。」
という言葉は、その後の私に大きな影響を与えてくれました。
今でも、この言葉は私の大切な言葉です。
写真は、高崎スズラン前のイルミネーションです。
次回は、もう1人、私に大きな影響を与えていただいた関連会社の社長
のお話です。
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2007年12月17日
経理の仕事で大切な事~その3~

入社から1年が過ぎ、
主計の仕事は1人で出来るように
なっていました。
月末になると、各県にある営業所
や支店から伝票と試算表があがっ
てきます。
それをまとめて本社の伝票・試算表
と付け合せをします。本支店会計です。
本社の日常の会計処理と併せて、月末には1つの会社としての試算表を作
り、資金繰り表まで作成します。そして1年に2回決算を行います。
仮決算と本決算です。この時は本当に大変な忙しさでした。
工場や支店とのやりとりもピークになります。
そして決算が終わると関連企業との連結決算を行います。
これが主計の仕事です。
このあたりの仕事は、会計事務所でも役にたちます。
この主計の仕事と併せて、小切手の実務(裏判の意味など)や手形の実務
(裏書や期日管理、割引など)のほか、営業の人達に手形を受け取った時
の注意点などを教えていきます。
建築関連の企業だったので、手形の額も半端ではないことがあるのです。
ある営業マンが、うん千万円の手形を3枚回収し、バックを電車においてき
てしまった、ということもありました。
すぐに気付いて、駅員に話し、幸い次の駅で見つかりましたが・・・
3枚の手形(紙切れ)ですから、重くもなく、それが1億円に相当するという
実感が薄れていたのだと思います。
その他に給料・保険関係の仕事も覚えていました。
とにかく貪欲に仕事をマスターしていった1年目です。
2年目に入り、1年目にマスターした仕事の他、電算室に通いコンピュータ
を勉強しはじめました。
幸い同期入社の同僚がいた事と、電算室の主任が財務・経理にようやく
やる気(ここでは電算化のことです)がある奴が来てくれた、と喜んでくれ
ました。それから毎日、終業後は電算室に通い、まずは簡単な表計算の
プログラムなどを組んでいきました。もう20年前のことです。
それから、少しずつ慣れてきて・・・
3ヶ月で法人税の事業税などを処理するプログラムを作ろうということにな
りました。
それまでは、各県ごとに計算し手書きで作っていたものです。
この作業は面白かったですね。どんどん形になっていきます。
そうして、3ヶ月・・・
見事に完成です。それまでかかっていた時間を大幅に短縮することができ
ました。これが2年目の9月のことです。この開発が評価されて社長賞を頂
きました。
また、このときには、色々な意味で若手を引っ張る役目にもなっていました。
そして、その年の12月、新しく始まる関連会社の管理責任者に抜擢される
ことになりました。先輩達を差しおいての拝命に、戸惑いもありましたが、
頑張らなくては・・・
と思ったしだいです。
12月に内示があり、1月からの出向で、とても忙しかったのですが、
ちょうどその頃、時代は昭和から平成に変わり、更に忙しさが増したのを
思い出します(システムや帳票の変更などで)。
本当に寝る間が・・・
前回に引き続き、写真は足利フラワーパークです。
藤のイルミネーションです。
綺麗ですね・・・
長くなってきましたが・・・
更に、次回に続きます。
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2007年12月15日
経理の仕事で大切な事~その2~

学生時代に簿記の1級を取得した私は
東証1部上場の企業に入職しました。
バブル全盛時代の就職活動でしたから
幾つもの企業に内定を頂きましたが、
入職にあたっては、私なりの条件があり
ました。
勉強した簿記や経理の知識を実際に体験できる仕事に就きたかったので
す。
入社した企業は、上場企業であること、メーカーであること、各地に支店や
営業所があること、関連会社があること、海外との貿易をしていることなど
の条件が揃っていました。
これは経理や財務の仕事のほとんど全ての仕事を実際に経験できるもの
です。商業簿記・工業簿記、本支店会計、連結会計から貿易実務や英文
会計まで、色々な経理の実務を経験することが出来ました。
入職、研修を終えた私は、財務部に配属されました。
当時、本社の財務部には部長以下12名がいまいたが、私は主計(各部
署・支店からあがってくる伝票を元に試算表を作成し、決算書を作成し、
最終的には税務申告・大蔵省での決算報告をします)を担当しました。
勉強したことが、実務を行うことでどんどん分かるようになっていきます。
毎日、終業後も10時位まで実務を勉強し、家に帰ってからも勉強するの
が楽しかったのを思い出します。
帰る途中で先輩と飲みながら、色々と分からない所を聞くのも楽しみでし
た。
そうして、3ヶ月で主計の仕事をマスターし、その後で小切手や手形の実務
、それから資金繰りをマスターしていきました。入社後、10ヶ月位だと思い
ます。当時は金融機関10行と取引がありましたから各行ごとの担当者の
性格などを知るのも大切なことでした。
こうして、財務部の仕事は1年でほとんどマスターすることが出来ました。
このときに財務部長に言われたのは、
「あなたは、もうどこの会社に行っても通用しますよ。」
ということでした。
私自身にも、その自信が付きはじめていた時期です。
この財務部長は、村上水軍(知っている方は知っているかな?)の末裔で、
財務・経理に関してのプロでした。
財務がしっかりとした堅実経営の基礎を作った方だと思います。
簿記・経理の知識が頭の中だけの知識ではなく、実践での知識に変わって
いくのがとても楽しかった時です。
こうして、順調に入社1年目が終わりました。
1年が過ぎてみると、同期入社の1.4倍の給料にもなっていました・・・
写真は、メールで送られてきた足利フラワーパークの夜景です。
いいなぁ~。私も行きたいなぁ~。
と思いつつ・・・
次回に続きます。
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2007年12月13日
経理の仕事で大切な事~その1~

経理の仕事で大切な事は・・・
簿記の知識・・・
資格の取得・・・
実務のマスター・・・
確かに大切ですね。
でもそれは経理の仕事をする上で
必要最低限の事。
私が、今でも忘れられないのは学校を卒業して最初に入った企業
で財務部長から言われた
「経理の仕事をする上で一番大切なのは、
誰にでも愛される人柄ですよ。」
という言葉です。
この背景とともに、経理の仕事で大切な事、私が学んだ大切な事を
今日から、数回に分けてお話します。
興味のある方はお付き合い下さい。
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